『AWS認定 機械学習 – 専門知識』合格体験記

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はじめに

AWS認定 機械学習 – 専門知識試験(以降、AWS MLSと略記)」に合格しました。
750以上が合格ラインのためまあまあ余裕を持って合格できたかなーという印象。

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本記事の目的

本記事では、合格するまでに勉強してきたことをまとめていきます。
2022年2月時点で、AWS MLSは市販の受験対策本が存在せず(※)、 また受験者数も他のAWS資格と比較しておそらく少ないと思われます(たぶん)。
そのため自身の勉強記録を残しておくことで、今後受験する人たちの参考になったりならなかったりすればいいなと思います。

Kindle書籍はちょくちょくでてきてます

目次

自身のスペック

  • 情報系院卒
  • 機械学習に関する知識はそこそこ(各モデルの直感的なイメージは把握しているが、数式レベルでの理解はあやふや。前処理とか検証手法、各種評価指標などもところどころ知っているレベル。)
  • AWS SAA取得済み
  • 業務でのAWSの使用経験はほぼなし(プライベートではちょこちょこ触ってる)

勉強時間

試験前3週間を学習期間としてあてて、一日平均2〜3時間ほど勉強していたのでトータルでおよそ50〜60時間ほど

使った教材

勉強の進め方

1. 試験範囲の確認

AWSが提供している試験ガイド資料を参照し、試験の目的と出題傾向、試験と関連するAWSサービスの内容をざっくりと確認しました。

AWS Certified Machine Learning - Specialty 試験ガイド
ガイド資料を参照した限りでは、おそらく機械学習モデルに関する高度な数学的知識は
問われないだろうなと感じたため、各モデルを数式ベースで理解する作業は極力行わないようにしました。

2. 先人たちの合格体験記の調査

先人たちの合格体験記を検索し、使用した教材と重点的に学んだ方がよい部分などを調べました。
各ブログ記事内での学習内容をざっくりまとめると以下になります。

以下、実際に参考にした先人たちの合格体験記です。

dev.classmethod.jp future-architect.github.io www.texnos.co.jp www.blog.danishi.net qiita.com qiita.com 0range.hatenablog.com dev.classmethod.jp qiita.com iron-breaker.hatenablog.com

3. 公式サンプル問題を解く

公式サイトに掲載されているサンプル問題を解きました。
AWS Certified Machine Learning - Specialty サンプル問題

4. 公式試験対策教材を解く

次に、公式が提供している以下の教材に取り掛かりました。 この教材の中では、各試験分野ごとに重点項目がまとめられており、 各分野ごとに説明動画と資料、さらに練習問題も掲載されています。
受講した感想としては、各試験分野ごとにどのような知識が要求されるのか把握するのに最適だと思いました。

Exam Readiness: AWS Certified Machine Learning - Specialty (Japanese) (日本語実写版)

5. AWS公式ドキュメント、Black Belt資料などを読み漁る

試験に関連するAWSサービスの公式ドキュメント、Black Belt資料を学習しました。
また試験ガイドラインにも記載がある通り、 MLS試験は他のAWS認定試験と比較して、特に機械学習やETL処理に関連するサービスの知識が問われるため、 自分は以下の優先順位で学習を行いました。

優先度高
SageMaker、Glue、Kinesis(Data Streams、Data Firehose、Data Analytics)、Athena、Polly、
Textract、Transcribe、Comprehend、Translate、Lex、CloudTrail、CloudWatch

優先度中
EMR、Batch、IoT Greengrass、Deeplens、Forecast、Fraud Detector、Rekognition、
EC2、IAM、Lambda、VPC、Personalize

優先度低
QuickSight、ECR、ECS、EKS、Redshift、DLAMI、
Fargate、EFS、FSx

サービス別資料
AWS公式ドキュメント

6. 機械学習に関連する知識の習得

前処理、各モデルの直感的イメージ、検証手法、評価指標などの知識は以下の書籍で学習しました。 基本的にKaggle本を中心的に学び、不足しているところは達人本で補う形で学習しました。

Kaggleで勝つデータ分析の技術

[第3版]Python機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践 (impress top gear)

7. Udemy教材を学習

以下のUdemy教材を学習しました。 内容としては、模擬試験2回分と機械学習関連の知識問題集が収録されています。

【最短攻略】AWS 認定機械学習 – 専門知識 模擬問題集

8. 公式模擬問題を受ける

公式が提供している模擬問題を受けました。
こちらはAWS MLS試験だけでなくその他の認定試験向けの模擬問題も含まれています。
受けた感想としては、他の模擬試験対策教材と比較して若干難易度高めに感じました。
あと、日本語の解説文が意味不明な部分が散見されたため学習しづらかったです。。。
AWS Certification Official Practice Question Sets (Japanese)

受けた感想

当日は思っていた以上にすらすら問題を解くことができて良かったです。。。
ですが資格試験だけだと理解があいまいな部分がどうしても出てきてしまうため、 知識が抜けない内にSageMaker使ってなんかしていきたいなと思いました。